那須高原ロングライド・チャレンジ70kmコース参加 (俺編-1/2)

(コース編はこちらから)

さて、で、当日の俺なんですけれど。

4時起きして昨日のうちに自転車を積んでおいた車で現地へ向かいます。

途中のコンビニで時間調整して、指定された駐車場へ着いたのが6時ちょい過ぎ。

どれどれと着替えて自転車下ろして組み立ててたら、こんな朝から働いてる小ブヨに足を刺されてかゆいかゆい。

ツールド日光の時も刺されたし、次回は虫よけを忘れないようにしないと。

会場までは2.5kmほど。自転車をゆっくり走らせながら今日の体調を確認。
うん、特にどこがどうってのは無さそうですね。(昨夜は酒も控えたし)

開会式前だというのに会場は既に相当な混雑。まぁ2700台の自転車が集まるってんだからそりゃ混みもするでしょう。

出店とかを見ながら会場をぶらついて、先日いろは坂にも来てくれたふくろうさんと落ち合います。
あ、やっぱ変に待ち合わせるより俺が探す方が早いですね(謎)

ふくろうさんから、「那須はエイドが充実してるって聞いたからこれ持ってきたんですよ」ってサコッシュを見せられて。
食べきれないお菓子の輸送用(ポケットに入りきらない分)らしく。

そういえば一応俺も持ってきてたんですよね、サコッシュ的なものは。

んでも車に置いてきちゃいました。
イベント後にある抽選会の応募券も忘れてるし、時間はあるからとってきますか。

自転車で駐車場へとUターン、往復5kmはアップに丁度良かったかもしれません。

サコッシュ代わりの浅草カドヤのポーチ(?)と応募券を持って取って返して。あとはスタートを待つばかりっと。
※ふくろうさんは100kmコースなのでここでお別れ

201807113
※M.I.Rスペックのサコッシュ(違)

さて、前回の宇都宮サイクルピクニックで、早めにスタートできるといろいろ便利なことが判りました。
※街中の信号待ちとかエイドの混雑とか。

なのでできるだけ前に並びたかったんですが……「100kmが出るまで70kmは並ばないでください!」って案内を信じてたら、いつの間にか事実上の列が発生してて。慌てて並んだんですが中盤くらいに。

この辺りの「空気を読む」っての難しいですねぇ

201807111
※ウエーブスタート
8時に70kmコーススタート。俺がスターティングブリッジくぐったのはその10分後

最初は水田の中をポタポタ走り。グループ先頭が道に迷ったのに引きずられはしましたが、その後後続のショップトレインに乗ることができて結構いいペースで進みます。

道は平たんで「そういえば登ってるかも?」くらい。

「あー、ずっとこのくらいの斜度だったらいいんだけどなぁ……」(無理です)

AS1。朝飯をがっちり食べていたのでシリアルは遠慮しておいてバナナとゼリー。
クッキーとかは後々用にポケットへ。(さすがにまだサコッシュを使うほどではない)

「あぁ、ちょっと登りはじめたかもな」と思い始める辺りにあったDS2

水を補給して、これまたクッキー系を頂いて。

セルフチェック開始。「足よし、心臓よし、さて、ここからが本気の上りだぞ!」

ええ、覚悟はしてましたけどね。そこから先がもう大変で大変で。

とにかく上り、ひたすら上り、全部上り。

ああ、あそこが平坦だ……に見えても単に斜度が下がっただけ。

「坂は嫌だー」って散々叫んできた俺ですが、金出してエントリーしたので途中で停まっちゃもったいない。(←下衆)

ええ、それにこのイベントをクリアするためにこれまでいろいろ試してもきましたから。

今回、ヒルクライムにあたっての新機軸は2つ。まずはシッティング。

「サドルへは深めに座って上半身は起こして呼吸をゆっくり」

こうすると心肺が楽。いろは坂の時みたいにぜーぜーはーはーにならないように。

そしてサドルに深めに座ると足の裏側(ハムストリング)が使える気がする。これだと前モモがパンパンにならないので長く回していられるような。

もう一つは低速スタンディング(ダンシングはできないので)

「重心は後目、体重だけでペダルを回す、ケイデンス極遅」

これも心肺重視ですね。遅くていいから楽をする感じ。

遅い分バランスをとるのが難しいんですが、心臓には代えられません。

その他「前傾を深くして」とか「あえて力ずくで」とか、いろいろフォームを変えながら走ります。

どう登ればいいのかの正解が未だ判らない以上、いろいろな筋肉をかわるがわる使って全体の負荷を分散させてやろうって作戦です。

シッティングで回して、ギア上げてスタンディングして、またシッティングに戻して。

先の通り速度はごくゆっくり。場所によっては10km/h以下とか。

ええ、低速スタンディング練習しといてよかったですよ。

「もったいないもったいない停まってしまったらもったいない」ってぶつぶつ呟きながら(←下衆)漕ぎ続けます。

大勢が参加しているイベントで忘れがちなのは、前を走っている人が速いとは限らないってこと。

つまり、こんなゆっくり走っていても前に追いついちゃうことがある。

そして追いついたはいいが追い越す程の速度差はない。

これが辛いんですわ。ライン外せば?って、上り坂ではそれすら(俺には)難しくて。
それに、並んでる時バランス崩したら大変ですからね。(互いに)

なので、ここだけは力づくで一気に追い越すようにしました。その分足には更に疲労が……

※押し歩きしてる人もちょっとだけでいいからその辺考えてくれてると嬉しいんだけどなあ

ヒーヒー言いながら登って、「もうずいぶん来ただろー、さすがにもうすぐエイドだろー」

ええ、路肩から応援してくれていたスタッフの人に「あとどれくらいですかぁ?」って聞いて、「あと2.4km!」って返事貰った時には正直崩れ落ちそうになりましたよ。

ともあれ、ヨロヨロの状態ではありましたが、AS3マウントジーンズまで停まることなく登り切ることができました。

「やったよー嬉しいよー!」

ホント、ここまで登れる自信全然なかったですからねぇ。

時間は足切り30分前の10時丁度、駐車場入り口には足切り侍が待機してました。

足はヘロヘロでしたけど、特に「ここがだめ」ではなく全体的な疲れ。これくらいならちょい休めば復活するでしょう。

ただ、別の場所に心配が。

ええ、「膝」なんですけどね……

<続く>

201807112
※登り切った充実感!今は!

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